
Perfect Romance
第4章 近くて遠い距離
「「お疲れさまーっ」」
4人でジョッキを持って、乾杯した
にのはあの時と同じように、幸せそうな顔でジョッキを傾けている
ー…やっぱり可愛い
思わず見とれそうになるのを抑える
…にのに、引かれないようにしなきゃね
「にの、今日はありがと」
「え?」
にのが "何が? " って首を傾げた
だからその仕草も可愛いんだって!
「…ここに、来てくれて
凄く嬉しい、マジで」
俺がそう言うと、にのが少し顔を赤らめた
「…いつも断ってたから、たまにはね
相葉さんにも、会ってなかったし」
え?
ちょっとちょっと!!
何その嬉しい台詞!
勘違いしちゃうよ?
…俺に会いたかったんだって、思いこんじゃうよ?!
「お!二宮飲んでるかー?」
せっかく良い雰囲気だったとこに、翔ちゃんが割り込んできた
「はい、…本当にいいんですか?」
え、何? 何の事?
「いいって!二宮がやっと参加したんだから」
「…ありがとう、ございます」
「ちょっと翔ちゃん、何の話?」
我慢できずに、口を挟んだ
