
修練の鏡と精霊の大地
第2章 物語の扉
「ちょ……ヌカーさん……待ってえな。闇神ってなんなん!?」
「あなた方の言う、悪魔とか言うものでしょうか……」
「あ……悪魔!?」
表情が曇りだし、そろそろ脂汗という小雨が降り出しそうだ。
「もっとわかりやすく言うなら、ラスボス……」
「よくわかるわぁ……むっちゃよくわかりすぎて半泣きになる」
「オホン! まあ、ふざけてる場合ではござらん。その闇神が復活すると、体から発せられる妖気がすべての植物を枯らし、腐らし、滅ぼすとされております。しかも、その当時に闇神を封じ込めた勇者様の封印の念の力が弱まり、もう後僅かで解き放されようとしているわけなのです」
高校生の球也には耳で聞いてもそれほどの理解はしていなかったが、大変なことが起こってると言うのは、ヌカーの雰囲気で、なんとなく伝わった。
「しかも、我々にはそんな闇神を封じ込める力など持っておりません。それが出来るのは……選ばれし、人間の勇者様……」
「ちょっと、待って待って……そこおかしいんちゃう? 選ばれたって、偶然そこにおったここの勧誘のじいさんに誘い受けて、鏡を預かって今に到るわけで……」
「あなた方の言う、悪魔とか言うものでしょうか……」
「あ……悪魔!?」
表情が曇りだし、そろそろ脂汗という小雨が降り出しそうだ。
「もっとわかりやすく言うなら、ラスボス……」
「よくわかるわぁ……むっちゃよくわかりすぎて半泣きになる」
「オホン! まあ、ふざけてる場合ではござらん。その闇神が復活すると、体から発せられる妖気がすべての植物を枯らし、腐らし、滅ぼすとされております。しかも、その当時に闇神を封じ込めた勇者様の封印の念の力が弱まり、もう後僅かで解き放されようとしているわけなのです」
高校生の球也には耳で聞いてもそれほどの理解はしていなかったが、大変なことが起こってると言うのは、ヌカーの雰囲気で、なんとなく伝わった。
「しかも、我々にはそんな闇神を封じ込める力など持っておりません。それが出来るのは……選ばれし、人間の勇者様……」
「ちょっと、待って待って……そこおかしいんちゃう? 選ばれたって、偶然そこにおったここの勧誘のじいさんに誘い受けて、鏡を預かって今に到るわけで……」
