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修練の鏡と精霊の大地

第5章 他にも、まだいたかっ!?

「闇神と暗黒の釈迦か……同じ場所にいるのか?」と勇樹が言った。


「さあな、おそらく別々の場所にいるんだろう。寺と神社が一緒には無いだろ」


 コウヤはそう言ったが、もし闇神と暗黒の釈迦が同じ場所にいるのなら、間違いなくこの連中と共に行動しなくてはならない。


 こんなやつと一緒にいたくはなかった。


「なるほど、それもそうだな。もし、こっちが早く片がすんだら、そっちに助太刀にいくよ」と勇樹が言う。


 コウヤは思った。


『それは自分達の方が力があって、早く倒せる自信があるからか? プロレスラーをナメてるのがまるわかりだぜ』と……。


 すると、莉子がコウヤの肩を叩いた。


「早く行こうよ。一刻を争うかもしれないし、この人達も早く暗黒の釈迦の所まで行かなきゃならないからさ」


 莉子の言葉にコウヤは軽く頷いた。


 こんな連中の相手をしてられない。早く自分達の旅にもどろう。


 コウヤは莉子と球也と純化をまとめた。


「よし、俺達は俺達の旅を続けるぞ。もう、ややこしいことにならないように気をつけよう」


 三人は口を横一文字に結び大きく頷いた。



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