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POISON TEACHER

第40章 沖縄旅行なんくるないさぁー(準備編)




『あっ、



き、貴様っ!!!!』





四組のみんなも
教頭の方に注目した。





『まっ………、




まさかーーーっ!!!!!』






マイクを取ったのは
なんと………








溝坂だった!!!!








『溝坂っ……、


私の話はまだ終わっとらんぞ!!』







溝坂はマイクを持って
五十嵐教頭に反論をした。




『前置きが長すぎんだよ!!


だからてめぇは
人望もねぇし職員の連中に
嫌われてんだよ!!!




この頭でっかちっ!!』






『『………………!!!!!!!』』







他の教師たちも
溝坂に本心を付かれて
思わずドッとしたという……


教頭は溝坂のマイクを
つかみ大声で溝坂に反撃をした。



『貴様は人の悪態をどこまで
つつけば気がすむんだ!!』




溝坂も続けて
マイクを奪い真ん中に立って
説明を始めた




『沖縄旅行は
金は三万が上限だ……



あと無駄な荷物を持ってくな
飛行機乗れなくなったら
誰か置いてくからなっ!!



来週までに修学旅行費
30000円を集めっから
忘れんじゃねぇぞ



説明は以上だ!!』






『貴様っ!!


説明があまりにも
雑すぎるぞっ!!』






『詳しく説明する時間を
潰してんじゃねえかっ!?』





『やかましいっ
そんな短めな挨拶なんか
いい加減すぎるぞっ!!』





『大事なのは
修学旅行の説明だろう!?



挨拶はどうでもいいんだよ!!』




『だから最近の若い連中は
挨拶やマナーがなっておらず
言うことを聞かんようになるんじゃっ!!』





『その挨拶とスピーチの挨拶は
別だ!!

最低限の挨拶が
一番のマナーだろうがっ…!!


時間を奪ってんじゃねえっ!!』





『くーーっ、
おのれーーーっ!!!』





溝坂と五十嵐教頭が
火花をバチバチとして争い、



『何だかんだいって
結局二人とも時間を奪ってるじゃんっ』



理恵は呆れながら
二人に苦言を呟いた







こうして
一時間目は結局ほとんど潰れてしまった

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