
POISON TEACHER
第38章 他人にどう見られようが他人が勝手に決めることだ!!
『中学になってから
皆が陰で私の悪口を言われて
傷ついたの………、
「オタク」とか「ニート」……、
絵を描いて何が悪いのっ!!
なんでそんな偏見な目で
嘲笑われなければいけないの!!!!
そうやって
悩み苦しんでた!!!』
『だから、
あいつらが偏見な目で見て
嘲笑ったり陰口言われたりするのが
怖かったのか?』
『………………………』
横川は黙って何も答えなかった
『横川っ、
偏見って言うけどなぁ
お前のそんな考えも
偏見だぞっ!!』
『なによっ、
人の気持ちも知らないで
ドラマみたいな教師面しないでよっ!!』
横川は溜まっていた怒りを
完全に露にし、
溝坂に八つ当たりをした
『納得いかねえんなら
あいつらに聞いてみろよっ!!』
『……………………!!!!!』
横川の怒りは一瞬で沈み
何も言わなくなった
溝坂は何も言わなくなると
怒鳴ってた毒舌説教から切り替わり
優しく背中を押した
『お前のはどんな風に考えようと
結局は思い込みだ……、
真実を知るのを恐れるな……』
…………ポンッ、
横川の目には
驚きの光景が焼き映った
『…………………!!!!!』
