
POISON TEACHER
第29章 刑事と毒舌教師
『あっ………、
ワンワンッ、ワンワンッ!!』
大志は砂場にいた
リードのついたチワワに興味を持ち
突然、走り出した。
『こらっ、大志っ………、』
大志はあたしを引っ張り、
あたしは思わず倒れそうになった。
子供の力は侮れない
ましてや男の子の体力は半端じゃない
あたしは大志の手を離し、
チワワの所へ行った。
チワワは大志を気に入ったのか
ペロペロと舐めていた。
『キャハハハ、くしゅぐったいよ……』
あたしは
あの事を思い出したっ………
あたしと斎藤は
あの小犬がきっかけで始まったのよね。
ねぇ…………、
斉藤っ!!
