
POISON TEACHER
第26章 もし高校野球の監督に毒舌教師がなったら……(前編)
(とある居酒屋)
溝坂と門田は
酒を飲みながら色々と語り合った。
『最近の教師はおかしいんすよ、
昔なんか先生ウザくて
学校いくのが大っ嫌いなくらいだったんですよ、
でもおかげで、その経験が
俺たちが生きてく上で欠かせねぇ
くだらねえことから…………
大事なものを………………
全部俺たちは体に染み付いてるんすよ。
忘れられないくらい
なのに、今ごろの教師と来たら、
生徒に
間違ってることを見過ごしたり、
親とか生徒に体罰だの何だので
訴えられるのが怖くて、
そんなんで
よく教師やってけるなっ!!』
門田の教師の現状や文句を
言いつけた。
『んまぁ、
いじめ問題なんて、
俺らがきちんと動かなきゃ
いけないと思いますよ。
いじめって、
大抵目に見えない理不尽な仕打ち
みたいなもんですから………
ネットの誹謗中傷で
いくら教師がその生徒のことを
書かれても、
本人が気づいてるかにもよるし、
俺らが報告したら、傷つくこともあるんだ。
親とかは
『教師が動かないからいけないんだ』
って言われるけど
そうじゃねぇケースもあるんだ。
いじめは、
教師だけに任せてほしくないね。』
溝坂と門田は
豪快に酒を飲みながら、
教師について延々と語っていった。
しかし、翌日
衝撃的なニュースが
門田を絶望的に追い詰めた。
