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彼女と妹

第2章 俺の彼女


「綾子、嫌?」

「……」

「俺、嫌がる綾子を無理矢理奪ったりしないから。嫌ならやめるよ。でも、嫌じゃなかったら、腕の力、抜いて…」

胸を隠す綾子の手を左右に開かせようとする。

無理矢理じゃない。

開かせたいよ。

すんなふうに綾子に伝わる程度の力。

綾子の手から少しずつ力が抜けていく。

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