
催眠術 SO & AN
第34章 催眠術なんて信じてないけど11 ニノ
11-2
「相手の幸せ願いながらひっそり想うだけでいいと思ってても
やっぱり 辛いこともたくさんあるもんね」
「ん・・・俺、自分がこんなに女々しくなるなんて思ったこと無かったから マジで驚いた」
「松潤,それは女々しいんじゃなくて 優しいの。松潤が誰よりも優しい事、俺 知ってるから」
「相葉くん・・・ありがと・・・」
あ~あ・・・こっぱずかしくて聞いてらんないんですけど
なんて 頭の中で呟きながら 俺はぐっと唇を噛みしめていた
憎まれ口モードになってないと
何だか俺まで涙が出そうな気がするんだ
うわ、もしかして俺も 太陽の灼熱素直攻撃 受けちゃってんのかな
