
+* ゚ ゜゚ *Classmates* ゚ ゜゚ *+
第31章 どっちがホント?
――― 春さんのお屋敷。
あたしは、ユウヤより一足先にリツ、夏、そして春さんと一緒に葉山のお屋敷に来ていた。
「はぁ~相変わらずホテルみたいで素敵♪」
リツは玄関に入り、エントランスの大きなシャンデリアを眺めてた。
「さぁさぁゆっくりして頂戴ね。みんなもうすぐ受験でしょう?大学に合格したら好きなだけここに遊びに来れば良いから。」
「はぁ~い♪」
嬉しそうにするリツを見て夏は微笑んでいた。
…上手くいってて良かった。
ふたりの顔を見るとホッとした。
「ユウヤさんは今夜遅くに来るそうだから明日の朝食は別々になるかも知れないわね。」
春さんがそう言いながら、迎えに出たお手伝いさんに荷物をわたした。
「リツ。着替えてプールか海へ行こうよ。」
夏がリツに声を掛けた。
…あ…呼び捨てになってるし。
「華も一緒に行こう?」
あたしは遠慮した。パパ達も居ないし、きっとふたりで過ごしたいだろうと思ったから。
「ううん。ちょっと部屋で休む事にするから、ふたりで行ってきて?」
「また泳げないからだろ?助けてくれる真啓もいないからなぁ。」
夏はすぐに意地悪く笑った。
「あたしに気を使わないでね。楽しんで来て。」
あたしは夏を無視して、リツに囁いた。
「ありがと♪」
リツは嬉しそうに笑った。あたしは二人を送り出して、自分の部屋へと行き、ベッドに横になった。とても変な気持ちだった。去年は真啓のことでドキドキしていたのに、今年は真啓がここには居ない。
あたしは、ユウヤより一足先にリツ、夏、そして春さんと一緒に葉山のお屋敷に来ていた。
「はぁ~相変わらずホテルみたいで素敵♪」
リツは玄関に入り、エントランスの大きなシャンデリアを眺めてた。
「さぁさぁゆっくりして頂戴ね。みんなもうすぐ受験でしょう?大学に合格したら好きなだけここに遊びに来れば良いから。」
「はぁ~い♪」
嬉しそうにするリツを見て夏は微笑んでいた。
…上手くいってて良かった。
ふたりの顔を見るとホッとした。
「ユウヤさんは今夜遅くに来るそうだから明日の朝食は別々になるかも知れないわね。」
春さんがそう言いながら、迎えに出たお手伝いさんに荷物をわたした。
「リツ。着替えてプールか海へ行こうよ。」
夏がリツに声を掛けた。
…あ…呼び捨てになってるし。
「華も一緒に行こう?」
あたしは遠慮した。パパ達も居ないし、きっとふたりで過ごしたいだろうと思ったから。
「ううん。ちょっと部屋で休む事にするから、ふたりで行ってきて?」
「また泳げないからだろ?助けてくれる真啓もいないからなぁ。」
夏はすぐに意地悪く笑った。
「あたしに気を使わないでね。楽しんで来て。」
あたしは夏を無視して、リツに囁いた。
「ありがと♪」
リツは嬉しそうに笑った。あたしは二人を送り出して、自分の部屋へと行き、ベッドに横になった。とても変な気持ちだった。去年は真啓のことでドキドキしていたのに、今年は真啓がここには居ない。
