
+* ゚ ゜゚ *Classmates* ゚ ゜゚ *+
第29章 あたしの知らないみんな
学校の休み時間、あたしは教室のベランダでスマホでユウヤのニュースを見ていた。
「お前心配なの?」
空が10時のおやつのツナおにぎりを食べながらあたしの携帯を覗いた。
「ううん。そんな訳じゃ無いけど…。」
この手のゴシップには尾ひれが大抵ついていて、写真も何かありそうに写すものだと頭ではわかってるつもり。
「やっぱ、心配か。」
空はあたしを見て笑った。
「ねぇ…リツと夏が付き合ってたの知ってた?」
空は牛乳をちゅうちゅうと音を立てて飲んでいた。
「ああ…知ってたよ…って え?お前知らなかったの?」
空が驚いた顔をしてあたしを見た。
「うん…つい最近まで知らなかったの。」
風も無く外は静かだったけれど、少し蒸し暑かった。
「相変わらずだな。」
空はあっという間に食べ終わってしまい、二つ目の焼肉おにぎりを食べ始めた。
…人の事良く食べるとか言っといて、自分だって学校で3食ぐらい食べてるじゃない。
「だってふたりとも何にも言わないし、気が付かなかったの。学校じゃ一緒に居る姿見ないし。」
夏もリツも人の前で余りベタベタするようなタイプじゃないのは何となく判る。
「昼休みとか、会ってるんじゃねーの?知らねーけど。」
ベランダの手すりにあたしは肘を乗せた。
「空はエッチしたことある?」
――― ブーッ…ゴホッ…ゴホッ。
空が思いっきり牛乳を噴いて、咽せた。
「嫌だっ。汚いなぁ~!!」
あたしは慌ててそれを避けた。
「ゴホゴホッ。お前が変な事を急に聞くからだろ。」
空はドンドンと自分の胸を叩いた。
「そうだよね…あんたに聞いても仕方が無いよね。あーあ。なんかあたしだけのけ者な感じ。」
「何で?お前…したいの?」
空がにやにやと笑いながらあたしの顔を覗き込んだ。
「いちいちそんな顔してあたしを見ないでよっ!馬鹿っ。」
自分で聞いといて、耳まで赤くなるのが判った。
「お前心配なの?」
空が10時のおやつのツナおにぎりを食べながらあたしの携帯を覗いた。
「ううん。そんな訳じゃ無いけど…。」
この手のゴシップには尾ひれが大抵ついていて、写真も何かありそうに写すものだと頭ではわかってるつもり。
「やっぱ、心配か。」
空はあたしを見て笑った。
「ねぇ…リツと夏が付き合ってたの知ってた?」
空は牛乳をちゅうちゅうと音を立てて飲んでいた。
「ああ…知ってたよ…って え?お前知らなかったの?」
空が驚いた顔をしてあたしを見た。
「うん…つい最近まで知らなかったの。」
風も無く外は静かだったけれど、少し蒸し暑かった。
「相変わらずだな。」
空はあっという間に食べ終わってしまい、二つ目の焼肉おにぎりを食べ始めた。
…人の事良く食べるとか言っといて、自分だって学校で3食ぐらい食べてるじゃない。
「だってふたりとも何にも言わないし、気が付かなかったの。学校じゃ一緒に居る姿見ないし。」
夏もリツも人の前で余りベタベタするようなタイプじゃないのは何となく判る。
「昼休みとか、会ってるんじゃねーの?知らねーけど。」
ベランダの手すりにあたしは肘を乗せた。
「空はエッチしたことある?」
――― ブーッ…ゴホッ…ゴホッ。
空が思いっきり牛乳を噴いて、咽せた。
「嫌だっ。汚いなぁ~!!」
あたしは慌ててそれを避けた。
「ゴホゴホッ。お前が変な事を急に聞くからだろ。」
空はドンドンと自分の胸を叩いた。
「そうだよね…あんたに聞いても仕方が無いよね。あーあ。なんかあたしだけのけ者な感じ。」
「何で?お前…したいの?」
空がにやにやと笑いながらあたしの顔を覗き込んだ。
「いちいちそんな顔してあたしを見ないでよっ!馬鹿っ。」
自分で聞いといて、耳まで赤くなるのが判った。
