
+* ゚ ゜゚ *Classmates* ゚ ゜゚ *+
第29章 あたしの知らないみんな
――― 夕食後。
夏はテレビをダディと見ていた。
「ねぇ。夏?話があるんだけど…。」
「えーっ。今忙しい…テレビ観てるから。」
…何よそれ。
ダディがあたしを見て笑った。
「一体何?今言いなよ。」
夏とダディはお笑い番組を見ながら笑っていた。
「良いの?今ここで言って?じゃあ聞くけどさ、リツと今年のお正月に初詣行ってたの?あたし知らなかったんだけど、見てた人がいてさぁ。可笑しいなぁ…リツはあたしと…。」
「あ~っと。そうだ。リツちゃんからお前宛に渡されてたものがあったんだ!」
それを聞くと慌てて立ち上がり、あたしを自分の部屋へと連れて行った。
…最初からそうしろよ!馬鹿夏っ!
「…で、リツから預かったものって何?」
あたしはわざと夏に聞いた。
「お前さダディの前であんなこと言うなよ。」
夏はあたしと違って秘密が多い。すぐに顔にでるあたしと違って、のらりくらりと上手に逃げる。だから、ママもパパも扱いがあたしとはちょっと違う。
「あとさ…塾の先生…誰だっけ…サト先生とばったり道であってさ、聞いちゃったんだけど…。」
勿論塾の先生と会ったなんて真っ赤な嘘だ。だけど、夏は慌てていた。
「いつそんなことしてたの?今も続いてるのにリツと付き合ってるの?」
「そんな訳無いじゃん。サト先生は中2の時だよ。」
…マジですか。
「信じられない…おかしいと思ってたの。勉強嫌いな夏が、夏期講習なんて…しかも真面目に毎日行ってたじゃない?」
「あーっ。もう良いだろその話。」
「良くないよ。だってサト先生は20歳だったでしょ?立派な犯罪じゃん。」
「もう昔の話だよ。」
夏が開き直った。
「それより…リツのことを夏はちゃんと好きなの?あたしちっとも知らなかったよ。」
あたしは、夏のベッドに腰を下ろした。
夏はテレビをダディと見ていた。
「ねぇ。夏?話があるんだけど…。」
「えーっ。今忙しい…テレビ観てるから。」
…何よそれ。
ダディがあたしを見て笑った。
「一体何?今言いなよ。」
夏とダディはお笑い番組を見ながら笑っていた。
「良いの?今ここで言って?じゃあ聞くけどさ、リツと今年のお正月に初詣行ってたの?あたし知らなかったんだけど、見てた人がいてさぁ。可笑しいなぁ…リツはあたしと…。」
「あ~っと。そうだ。リツちゃんからお前宛に渡されてたものがあったんだ!」
それを聞くと慌てて立ち上がり、あたしを自分の部屋へと連れて行った。
…最初からそうしろよ!馬鹿夏っ!
「…で、リツから預かったものって何?」
あたしはわざと夏に聞いた。
「お前さダディの前であんなこと言うなよ。」
夏はあたしと違って秘密が多い。すぐに顔にでるあたしと違って、のらりくらりと上手に逃げる。だから、ママもパパも扱いがあたしとはちょっと違う。
「あとさ…塾の先生…誰だっけ…サト先生とばったり道であってさ、聞いちゃったんだけど…。」
勿論塾の先生と会ったなんて真っ赤な嘘だ。だけど、夏は慌てていた。
「いつそんなことしてたの?今も続いてるのにリツと付き合ってるの?」
「そんな訳無いじゃん。サト先生は中2の時だよ。」
…マジですか。
「信じられない…おかしいと思ってたの。勉強嫌いな夏が、夏期講習なんて…しかも真面目に毎日行ってたじゃない?」
「あーっ。もう良いだろその話。」
「良くないよ。だってサト先生は20歳だったでしょ?立派な犯罪じゃん。」
「もう昔の話だよ。」
夏が開き直った。
「それより…リツのことを夏はちゃんと好きなの?あたしちっとも知らなかったよ。」
あたしは、夏のベッドに腰を下ろした。
