
+* ゚ ゜゚ *Classmates* ゚ ゜゚ *+
第20章 奪われたキス
「華…具合は大丈夫かい?どこか痛いところがあるの?みんなが心配してるよ。」
ダディがあたしの部屋にやってきた。
「うん…ちょっと食欲無いだけだから。」
あたしは暫くひとりで昨日の夜に起こった出来事を考えて居た。先ほどもリツも心配して部屋にやってきたばかりだ。
「熱は測ったのかい?」
あたしはベッドから身体を起こした。
「ううん。熱は無いと思うの。」
…真啓が好きなのに、ユウヤとキス?
自分が何をやっているのか判らなくなった。
しかもキスされても嫌じゃ無かった。だから自分でも困惑してるんだ。ダディはあたしの事をじっと見て観察している。
…ダディに心配させる様なことはしたくない。
「何か心配なことでもあるの?」
「ううん。大丈夫。」
…こんなこと誰にも相談出来ないよね。
ダディはあたしの隣にそっと座り、肩を抱き寄せた。
「いつも元気な華ちゃんが、元気が無いと心配なんだよ?」
あたしは黙って頷いた。
「あたし…好きな人が出来た…かも?」
ダディは、ちょっと驚いた顔をしてあたしを見たけど、すぐにいつもの優しい顔に戻った。
「そっか…それで?」
「好きだって言う前に振られたの。」
ダディはクスッと笑って慌てて姿勢を正した。
「どういうこと?」
「好きな子が居るんだって。誰か聞いても教えてくれなかったの。」
あたしは大きなため息をついた。最近はため息ばっかりついてる気がする。
「好きって伝えないと伝わらないんじゃないかな?」
「でも…告白して…その…あたしのこと好きじゃないけど…きっと気を使っちゃうと思うの。そうしたら、今まで普通に接していたのにそれが出来なくなるでしょう?それが嫌なの。」
ダディは相手が誰なのかも聞かなかった。
ダディがあたしの部屋にやってきた。
「うん…ちょっと食欲無いだけだから。」
あたしは暫くひとりで昨日の夜に起こった出来事を考えて居た。先ほどもリツも心配して部屋にやってきたばかりだ。
「熱は測ったのかい?」
あたしはベッドから身体を起こした。
「ううん。熱は無いと思うの。」
…真啓が好きなのに、ユウヤとキス?
自分が何をやっているのか判らなくなった。
しかもキスされても嫌じゃ無かった。だから自分でも困惑してるんだ。ダディはあたしの事をじっと見て観察している。
…ダディに心配させる様なことはしたくない。
「何か心配なことでもあるの?」
「ううん。大丈夫。」
…こんなこと誰にも相談出来ないよね。
ダディはあたしの隣にそっと座り、肩を抱き寄せた。
「いつも元気な華ちゃんが、元気が無いと心配なんだよ?」
あたしは黙って頷いた。
「あたし…好きな人が出来た…かも?」
ダディは、ちょっと驚いた顔をしてあたしを見たけど、すぐにいつもの優しい顔に戻った。
「そっか…それで?」
「好きだって言う前に振られたの。」
ダディはクスッと笑って慌てて姿勢を正した。
「どういうこと?」
「好きな子が居るんだって。誰か聞いても教えてくれなかったの。」
あたしは大きなため息をついた。最近はため息ばっかりついてる気がする。
「好きって伝えないと伝わらないんじゃないかな?」
「でも…告白して…その…あたしのこと好きじゃないけど…きっと気を使っちゃうと思うの。そうしたら、今まで普通に接していたのにそれが出来なくなるでしょう?それが嫌なの。」
ダディは相手が誰なのかも聞かなかった。
