
+* ゚ ゜゚ *Classmates* ゚ ゜゚ *+
第20章 奪われたキス
「転校生なんだけどね、リツが、顔面偏差値80点!とか言うから、目をつけられちゃったの。」
…あれを言ったのは、華じゃ無かったのか。
「80点じゃまぁまぁ良い方なんじゃない?」
…正直言うと、せめて90は欲しかったな。
学校ではいつもムキになった顔しか見た事が無いが、今の華はリラックスしていた。
「うーん。あたしの周りでは、一番カッコいいかなっと思ったの。」
…俺…歓喜♪
思わず笑みが零れそうになった。華に言われるとちょっと嬉しいかも知れない。
「だ・が・し・か・し」
喧嘩をしつつも実は俺のことを見ていたのかと思うと、少し照れくさい。
「性格が超絶悪い…最悪。」
…ちょっと待て。
「へ…ぇってどんな風に?」
俺は思わず声が裏返ってしまった。
「スカートの下にジャージとかパンツ見えないからつまんないとか、一緒に階段から落っこちた時も、死んだふりするし…そんな時にふざけるなんて、信じらんないよ。こっちは心配してやってるのに。なんでも突っかかってくるんだから。中学生でもあるまいし。」
…中学生にカテゴライズされた俺。覚えてやがれ。
「そうなん…だ。」
言い返したいのを俺は必死で堪えていた。
「でもね…そんなヤツでもあたしを慰めてくれる時もあるの。」
華は大きなため息をついた。
「不機嫌だし言葉使い悪いし…良い時と悪い時のギャップがあるっていうか…。」
…言われたい放題だな俺。
「さっき泣いてたのはどうして?」
俺に言われて、華はハッとした顔で見た。
「あ…見られちゃってたんだ。」
恥ずかしそうに俯いた。
…あれを言ったのは、華じゃ無かったのか。
「80点じゃまぁまぁ良い方なんじゃない?」
…正直言うと、せめて90は欲しかったな。
学校ではいつもムキになった顔しか見た事が無いが、今の華はリラックスしていた。
「うーん。あたしの周りでは、一番カッコいいかなっと思ったの。」
…俺…歓喜♪
思わず笑みが零れそうになった。華に言われるとちょっと嬉しいかも知れない。
「だ・が・し・か・し」
喧嘩をしつつも実は俺のことを見ていたのかと思うと、少し照れくさい。
「性格が超絶悪い…最悪。」
…ちょっと待て。
「へ…ぇってどんな風に?」
俺は思わず声が裏返ってしまった。
「スカートの下にジャージとかパンツ見えないからつまんないとか、一緒に階段から落っこちた時も、死んだふりするし…そんな時にふざけるなんて、信じらんないよ。こっちは心配してやってるのに。なんでも突っかかってくるんだから。中学生でもあるまいし。」
…中学生にカテゴライズされた俺。覚えてやがれ。
「そうなん…だ。」
言い返したいのを俺は必死で堪えていた。
「でもね…そんなヤツでもあたしを慰めてくれる時もあるの。」
華は大きなため息をついた。
「不機嫌だし言葉使い悪いし…良い時と悪い時のギャップがあるっていうか…。」
…言われたい放題だな俺。
「さっき泣いてたのはどうして?」
俺に言われて、華はハッとした顔で見た。
「あ…見られちゃってたんだ。」
恥ずかしそうに俯いた。
