無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「あ、あの。勿論そこについてどうこう言うつもりは無いよ
だって、翔ちゃんも言ってた通り、同性との恋愛も
性同一障害も悪い事でも恥ずかしい事でも無いもん。
寧ろ　理解の足りない世間を残念に思ってる。
人間はそれぞれの個性を理解して尊重し合うべき、ってのが俺のスタンスだから」
「・・・うん」


そこについては俺も同意見だけど
だからと言って　智に恋愛ゴトを相談しようと思った事は無い

俺達の事を相談するって事は　智にまつわる噂を肯定する、って事で
智のプライバシーに首を突っ込んでる、とか思われたくなかったし
誰かに恋愛ゴトを相談する、なんて事が　恥ずかしかったせいもある


でも、まーくんはそう言う事も
軽々と飛び越えて行くんだよなぁ


俺が真似する事は難しい気がするけど
まーくんのこういうトコは素直にすげー、って思う

そしてまた一つ　まーくんを尊敬するとこが増えたけど
気恥ずかしいから　それは内緒にしておこう