
となりのアイツ AN
第109章 卒業、そして となりのアイツ6 まーくん
それでも、最後に、と
かずくんの耳に唇を着けるようにして
「浮気しないでね」
「・・・当たり前だろ///」
バシッと頭を叩かれて へへっと笑った俺を見て
志村先生が車を発進させる
「それじゃ、行きますね。二宮君お元気で」
「ハイ、先生も。今日はありがとうございました。
コイツの事よろしくお願いします」
「じゃあねー」
「またなー」
まるで青春ドラマさながら
俺は窓から顔を出してかずくんを振り返り
かずくんは車が見えなくなるまで 手を振って見送ってくれた
