
となりのアイツ AN
第106章 卒業、そして となりのアイツ3 かずくん
3-4
「あのさ・・」
「ん?」
「まーくんが 不埒な事を断つ、って言ったのは
ホントに大凶のせいだけ・・だった?
ホントのホントは 痛がってヤレないなんて興醒めだし
メンドクサい手間暇かけてまでヤリたくねーよ、
・・・って気持ちもあったんじゃねぇの?」
「・・・・・・は?」
珍しく、まーくんが不機嫌そうに眉を顰めた
22年も隣に居て
初めて見る表情と
初めて聞く声音にちょっと怯む
だけど ここでビビッてられるか
俺は真剣に悩んで来たんだから
もううやむやにはしたくない
