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となりのアイツ AN

第105章 卒業、そして となりのアイツ2 まーくん



コートのポケットに缶コーヒーを2個とも押し込むと
スマホから聞こえて来たのは 予想通りの元気過ぎる大音量


『雅紀?卒業おめでとう!』
「あ~、ハイハイ、ありがと」

『何だか感慨深いわねぇ まさかアンタが国大合格して
無事に卒業するとか・・お母さん嬉しくて』
「あ~、ハイハイ」

『思えば チビの頃のアンタは・・・』


俺が気の無い返事をしてる事くらい すぐわかりそうなモンなのに
母ちゃんは 全くめげずに一人で話し続けてる





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