
となりのアイツ AN
第104章 卒業、そして となりのアイツ1 かずくん
1-2
気のせいか
まーくんの方も俺の方をちらちら見ては
何か話したそうにしてるような・・・
何だろう
ここで話しをするつもりなら
決定的な別れ話の類じゃないだろうけど
なんて
やっぱり 俺怖がってる
他の事ではそうでもないのに
まーくんとの事に関してだけはネガティブになりがちな俺
勇気を出して行動しなくちゃ、って時には
いつもまーくんの笑顔に助けられてきた
だけど いつまでもそんな甘えた事言ってられない
今日は まーくんに頼らず自分から行動するぞ、
と 小さく息を吸った
