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となりのアイツ AN

第103章 好きなのに6 まーくん


6-2

そして かずくんとの会話がないまま
卒業式の朝が来た


約束したわけじゃないけど
玄関を開けると 丁度かずくんも 支度して出て来たところ


「おはよ・・」
「おはよ・・」


そのまま何となく 二人して地下鉄の駅へ向かい
そのまま何となく 一緒に地下鉄に乗った


ホントなら嬉しい筈の二人の時間

今日は 一歩一歩
一駅一駅がサヨナラに近づいて行くようで
胸の奥がざわざわする





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