となりのアイツ AN
第18章 初デート1 まーくん
1-2
あの日、かずくんも俺のこと好きだと言ってくれて・・・
普通ならそのまま一気になだれ込んでも良さそうなものなのに、
・・・俺達何かが噛み合わないんだろうか?
お互い好きでもソレを告げるだけで何年もかかった二人だもの、
急に全てがうまくいくはずない、とも思うけど。
それこそ今までの停滞分を取り戻して青春(!)を謳歌したい、と思ってもいいんじゃないかなー。
だけどあの時、かずくんはずっとずっと布団を被ったままで・・・
俺は布団に抱きつくように覆いかぶさって
「ね、出てきてよ・・・」と囁いたんだけど
かずくんは隙間から目だけ覗かせた状態で、後は頭から布団を被ったまま。
「なんで布団被ってるの?暑くないの?」
「暑くない」
「・・・・・・」
顔を見せてよ、これじゃキスもできないじゃん・・・
なんていうこともできず、俺は間を持たせるためにどうでもいいことを喋り続けたような気がする・・・
あの日、かずくんも俺のこと好きだと言ってくれて・・・
普通ならそのまま一気になだれ込んでも良さそうなものなのに、
・・・俺達何かが噛み合わないんだろうか?
お互い好きでもソレを告げるだけで何年もかかった二人だもの、
急に全てがうまくいくはずない、とも思うけど。
それこそ今までの停滞分を取り戻して青春(!)を謳歌したい、と思ってもいいんじゃないかなー。
だけどあの時、かずくんはずっとずっと布団を被ったままで・・・
俺は布団に抱きつくように覆いかぶさって
「ね、出てきてよ・・・」と囁いたんだけど
かずくんは隙間から目だけ覗かせた状態で、後は頭から布団を被ったまま。
「なんで布団被ってるの?暑くないの?」
「暑くない」
「・・・・・・」
顔を見せてよ、これじゃキスもできないじゃん・・・
なんていうこともできず、俺は間を持たせるためにどうでもいいことを喋り続けたような気がする・・・
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える