
となりのアイツ AN
第101章 好きなのに4 まーくん
自分に負い目がある俺は
いつもみたいに 笑顔で話しかける事が出来ないままに
かずくんの後ろをとぼとぼ歩く事しか出来なかった
このままじゃダメだ
もっとちゃんと話し合わないと
そう思ってるのに
俺を拒絶する背中に 声をかけることが出来ないまま
バタン
それぞれのドアが閉まる音にため息を吐く
かずくん・・俺達 もうこのまますれ違って終わっちゃうの?
そんなこと無いよね
今までのケンカと同じように
ここを乗り越えた俺達は
きっとまた 絆を深める事が出来るよね
