舞子のえっちな日記
第4章 五十嵐 冬伍
どうしよう、、、
ドキドキが止まらない…。
あんな綺麗な手が
今私の手を握っている。
『うつむいてちゃもったいないよ』
城島さんの言葉を思い出し
羞恥心を抑えながら顔を上げると、
前には彼の大きな背中があった。
あぁ、
恋人同士ならきっと
この背中に抱きついても許されるんだろうな。
もし私が抱きついたら、
城島さんはどんな顔をするの?
私を突き放す…?
それとも……
城島さんと他愛もない話をしながら
歩いていると、
ふっと手が解けた。
「あっ…!」
もっと繋いでいたい。
そんな想いからか
声が出てしまったことに、
自分でも驚いた。
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