アルバムの中の天使
第3章 第3章 初恋は天使
『もしもし福田です。』
この時間帯は必ず勝利が受話器をとる
『あ、勝利くん?みずきだよ』
時には彼女から電話をくれる事もあった
『知ってるよ。みずきの声だもん!』
彼女の声はとてもかわいいかった。
聞いるだけで幸せになれた
そんな電話のやり取りが2週間くらい続いて
ある問題の壁にぶち当たる
彼女の方から会ってみたいと言われた事だった
正直俺だって会いたい
だけど今の関係が消えてしまう事を一番に恐れた
会えばそう簡単にうまく行くとは思えない
俺と彼女では釣り合わない
それは俺が一番わかってる
傷つきたくない
絶対に傷つきたくない
そんな思いが邪魔して
悩みに悩み
もがき苦しんだ
そして出した答えは1ヶ月後
1ヶ月後に彼女と会う事を決意した
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