大切な人へ ~second story~
第14章 愛してる
何度か触れるキスをして
視線がぶつかる度に彼の目が色をもっていく
触れてほしい...
言葉にする前に頬に彼の手が触れる
私も彼の足に手を置いて体を寄せた
「したい...」
耳もとで囁かれた彼の声が体を疼かせた
『うん...私もしたい』
そう言った瞬間どうしてだろう...すごく緊張してきた
全身が熱くて...すごく恥ずかしくて...
急に彼が見れないくらいドキドキしてた
「美優?...どうしたの?」
ベットに2人で横になっても恥ずかしくて
彼の胸にぎゅって抱きついてた...
『なんか...緊張しちゃって』
そしたらクスッて笑って彼も言ったの
俺もちょっと緊張してるって...
どうしてだろうねってちょっと笑うと少し落ち着いた
「でも嬉しい...ずっとこうしたかった...
美優の感触も体温も ずっと忘れられなかった」
切ない声に胸が苦しくなる
そう言ってぎゅっと抱きしめて
深いキスが私を溶かしていった...
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