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俺は急いでその場から離れた。
　
後ろで
　
「あーあ逃げられちゃった」
　
という女子の声がした。
　
俺はだいぶ離れた所にある、運動場の近くの大きな体育倉庫に逃げ込んだ。
ここまでくればもう大丈夫だろう。
　
…はぁっ…はぁっ…
なんなんだいったい。
　
とにかくだいぶ疲れた。
しばらく休もう。
　
そう思った時…
背中に誰かの気配がした……