大切な人へ
第8章 いらっしゃいませ
『スポーツできるしモテたでしょ?』
「別に…」
『彼女とかはいたんでしょ?』
「まぁね。藍野さんだっていたことあるだろ?」
ジューっと野菜が焼ける音だけがする
「え?ゼロ?」
『小6とか入ります?手は繋ぎました』
「入らないかなー 笑」
『じゃぁゼロですね』
「……御愁傷様です」
『ふふっ 本当ですね』
こんな話しも先生となら楽しい
オムライスとスープとサラダの完成!
「『いただきます』」
先生は美味しいと何度も言って完食してくれた
人に食べてもらえる事がこんなに嬉しいなんて…
私は初めてその嬉しさを知った
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