
大切な人へ
第21章 繋がる
がっちり腰を掴まれて逃げられない...
「やっぱり舐めると濡れるんだ...」
そう言ってスルスルと表面に指を滑らせる
『あ...1回拭かせて』
「やだ舐める」
ジュルジュルッと音をたてて舐める刺激に
クラクラする...
「俺のもして?」
その声に思い出して彼のを口に含む
でもうまく動けず出し入れが難しくて
先の方を舐めて彼がするように吸ってみる
手を握る力も色んなところで変えてみた
でもだめ...
気持ちよくって息が続かないよ...
ジュルジュルって吸って頭を動かす
激しい刺激にまた昇って…
いってしまう
力尽きる私を寝かせてくれてごめんって言われた
なにがごめん...?
「急いで来たからゴム忘れた...
だからまた今度でいいかな」
頬を撫でて 彼は申し訳なさそうに言った
『あったらしてくれたの?』
「うん...したかった」
そう言ってくれてほっとして
ベットの下の引き出しを開ける
『これでいい?』
「え?買ってくれてたの?」
新品のゴムの箱を渡した
『Xmasの時もですけど...
晄人さんとしたいって思った時からずっと持ってました』
そう言うと黙って箱を開けて一枚取り出した
初めて見るそれは小さくて
『そんなに小さいの?』
って聞くと伸びるから大丈夫って笑われた
向こうを向いて多分つけてる...
本当にできるんだ...
恐さなんて全くなくて嬉しい
