黒王子と白王子
第2章 同じクラス・佐藤ゆら
「い、いい五十嵐くん!」
「....春夜の"友達"?」
「いや......あ、佐藤ゆらちゃん?」
え、なんで知ってるの!?
わたしはびっくりして口があいたまま閉じない。
「あぁ、こいつが.....」
え、城崎くんも知ってたの!?
あ、違うじゃん。LI○Eだよ。
「えと.....佐藤ゆらです!」
何も言わないのも失礼かと思って私は自己紹介をした。
「よろしく!五十嵐 春夜です」
そういって眩しすぎる笑顔を浮かべる五十嵐くん
「俺は城崎 琉空。よろしく」
少し微笑んで色気が出てる城崎くん
イケメンすぎるぅ〜〜.....
キーンコーンカーンコーン
私はチャイムの音に反応して立とうとした。
グイッ
あれ、また?
わたしは後ろを向くと
「あ、ごめん。痛かった?」
五十嵐くんだった。
「え、いや.....そのっ....わたし、教室戻らないとっ」
そういうと五十嵐くんは微笑んで
「だいじょーぶ。その件は琉空に任せて」
と意味がわからないことを言った。
「え、いや...でも....」
「いいの。こっちおーいで」
そう言われてわたしは五十嵐くんに引っ張られるままどこかへと向かった。
由紀ちゃんのほうを見ると城崎くんと何か話していた。
なんで.....っ?
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