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花音学園腐男子恋愛日常-後編-

第4章 ~狂愛の強姦曲(レイプ)~

「日向、どうした?」

仲間の1人が話しかけてきて、ハッとなる。

「いや、別に…。
ただ、次に歌う曲を考えてたんだよ」

「そうか?
じゃあ、もうすぐお前の番だから早いとこ曲入れろよ」

今歌ってる他の仲間の方を見ると、終盤を歌ってる最中だった。

「うん、わかったよ」

僕の返事を聞き、仲間の1人はグラスを持って部屋を出て行く。

「……。」

今は、考えるのを辞めてカラオケが終わって、家に帰る時に考えるか…。

◇道中◇

-歩視点-

「じゃあ、またな~」

「うん、ばいば~い」

カラジャンから出た僕と研磨君は、道の途中で別れてそれぞれの家に帰った。

◇日向家2階・歩の部屋◇

その日の夜、家には僕と真の2人だけ。
お父さんとお母さんは、出張で明日の朝に帰って来る予定だ。

「真、家に帰って来てから何か元気がなかったな…。」

理由を聞いても、真は無言で答えないし…。

空手の稽古で、失敗か何かしたのかな?

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