
歌い手様に拾われました。
第3章 第1章
数日後、葬儀が行われ、ひきとり先のない私は今まで3人で住んでいた家に1人で暮らすことになった。
しばらくは外にも出られなくて、学校なんてもってのほか。
何度も、何度も死のうと思って。
そのせいか、私の腕や脚は切り傷だらけ。
しばらくまともな食事をとっていなかった私は、久しぶりに外に買い物に行くことにした。
適当に着替えて家を出る。
近くのコンビ二に入ると、すぐ食べられそうなおにぎりと紙パックのジュースを買った。
久しぶりに出た外は、思ったよりも静かだった。
少し歩いて公園のベンチに座ってジュースを飲んだ。
「昔、よくここで遊んだなあ・・・。」
思い出すだけで涙が出てくる。
すると
「何泣いてんのー?」
「結構かわいいジャーンw」
「俺達とイイコト・・・しない?」
ガラの悪そうな3人の男が近づいてきた。
「んー?何も言わないってことは、イイってことでOK?」
こいつら・・・バカじゃないの・・。
「あの」
そう言おうとしたところで1人の男にキスされた。
