
嵐しょーせつ。Part2
第86章 裏切り
翔「雅紀のこと好きなんだよ。避け続けていた俺らも悪いけどさ、もうだんだん弱っていくところ見たくないんだ。」
潤「正直に聞かせてくれ。お前の望みはなんだ。」
「はい?そりゃあ、嵐に入ることだよ。」
潤「はぁ?」
「あいつがいなくなれば俺が入れる。だって、当時あいつより俺の方が人気があったのに。努力だってしてたのによ。何にもわかってないふわふわしたやつに負けて悔しいんだよ。」
俺らがジュニアの時一緒に活動していた彼。
俺も仲良くしていた1人。
確かに俺より人気のあった彼は、デビューも近いんじゃないかと噂されていたぐらい。
でも、まさかの俺が嵐としてデビューが決定して、
今までの態度と違うし、嫌な目で見られた。
でも、そんなことはこれから先もあると思い、受け止めていた。
和「はい?なんだよ、それ。」
「ニノもそう思うだろ?絶対に俺の方が嵐に向いてるって。」
でも、ここまで思われていたと知った今。
泣きそうになっていると、、、
和「、、、フハッ^_^笑える。お前バカじゃないの?」
「はぁ?」
和「確かにあの時の俺たちはデビューしようと目立ちたいばかりに頑張ってた。努力だってしてた。でもさ、お前は、相葉くんになんて勝てないよ。」
「なんだよそれ、、」
和「俺も正直さ、デビューなんてしなくていいって思ってた人間だったけどさ、相葉くんが一緒に活動できると思って嬉しかったんだ。」
(、、、ニノ、、)
和「確かにふわふわしてるし、バカだしアホだし、何にも努力してないと思われているかもしれない。」
(うん、ニノ。さらっと悪口言ってるじゃん。)
