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もし国民的アイドルのマネージャーが風俗嬢だったら

第6章 一宮和也の事情①

偶然にも菜々子と同じ名前の『ナナ』

「イノって今何のゲームやってんの?」
「ちょッ……見るなよ」

枯葉さんが俺の携帯を覗き見たのと同時に
咄嗟に画面を消した。

このゲームをしていることは
祟のメンバーですら知らない。

二次元にしか興味が持てないなど
言えるわけがない。

『和くん♡お背中流しますのでナナも
一緒にお風呂に入りたいな♡』

課金しまくってやっとこのステージに
辿り着いたというのに
枯葉さんに邪魔されてしまった。

「収録始めまーす!」

ディレクターが俺らを呼ぶ声。

仕方ない。

帰ってからナナの服を脱がせるか。

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