
もし国民的アイドルのマネージャーが風俗嬢だったら
第14章 枯葉雅紀の事情②前編
『枯葉ちゃんはずっと菜々子に居てほしい?』
珍しくリーダーからの電話。
「えぇ?菜々ちゃん辞めちゃうの?」
『そういうことじゃないけど……』
「なんなんだよぉ。ビックリさせんなよぉ」
『ごめん……』
切羽詰まってるわけではないが
もの悲し気な言い方をするリーダー。
「俺も菜々ちゃんには、ずっと居てほしいって
思ってるからさ」
リーダーは菜々子の年契約を心配して
いるのだろう。
これまでのマネージャーは
祟メンバーの誰かしらが異を唱え
契約を更新した者は誰一人として居なかった。
マネージャー自体が身を引くこともあった。
どちらかというと俺的には後者の方が心配。
菜々子が俺の前から消えてしまうなんて
想像すらしたくない。
珍しくリーダーからの電話。
「えぇ?菜々ちゃん辞めちゃうの?」
『そういうことじゃないけど……』
「なんなんだよぉ。ビックリさせんなよぉ」
『ごめん……』
切羽詰まってるわけではないが
もの悲し気な言い方をするリーダー。
「俺も菜々ちゃんには、ずっと居てほしいって
思ってるからさ」
リーダーは菜々子の年契約を心配して
いるのだろう。
これまでのマネージャーは
祟メンバーの誰かしらが異を唱え
契約を更新した者は誰一人として居なかった。
マネージャー自体が身を引くこともあった。
どちらかというと俺的には後者の方が心配。
菜々子が俺の前から消えてしまうなんて
想像すらしたくない。
