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もし国民的アイドルのマネージャーが風俗嬢だったら

第8章 杉本潤の事情①

おしぼりを2つ貰ってくると
そのひとつを菜々子に渡した。

俺はもうひとつのおしぼりで
意味が分からず吹き出した汗を拭った。

「こっち見ないでね」
「分かってるよ」

俺は先程と同じ体勢で菜々子を覗き見る。

菜々子はスカートをめくると
太腿内腿といった具合に
順に丁寧に拭いている。

そして肝心な箇所は拭かずに
呆気なくスカートを元通りにした。

俺は何を期待しているのだ。

俺には真子が……

真子以外の女に興味なんて……

「潤くん……見てたの?」

俺の視線は菜々子の下半身に
釘付けになっていた。

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