ただあなただけを見つめる
第21章 クリスマス
夢を見た。
―――真っ暗な道にぽつり。
ここはどこだろう?
不安になり、行き先もわからずに歩く。
しばらく歩くと、靴もはいていない足に何かが触れた。
生ぬるい感触……
液体?
「……?」
恐る恐る足を見ると、それは血だった。
暗血色というんだろうか、赤黒く、生々しい。
そしてその血はだれかに繋がっていた。
「きゃああーーーー!!」
悲鳴をあげる。
そこにいたのは…
―――――……
―――――――……
そこで目が覚めたのだった。
「はぁ………はぁ………ッ」
ゆ、夢……?
足を見ると、血はついていなかった。
額は汗びっしょりで、空が暗くなっていた。
電気をつけ、時計を確認するともう6時…
どんだけ眠ってたんだろ。
シャワー浴びて着替えよう。
今日はイヴだから、少しだけオシャレしようかな。
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