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異彩ノ雫

第278章  二ノ月 Ⅲ ③




月の輝く夜 舟に乗ろう



何処へ、ではなく

何故、でもなく

ただ 美しい夜だから



春めく風を帆に受けて

銀色の水面を分けながら

ゆらゆら漂う 舟に乗ろう…







【孤舟(こしゅう)】


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