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異彩ノ雫

第28章  九ノ月 ④




秋の夜に

似つかわしい雨音は

静寂を際立たせ

心もいつしか濡れそぼつ



浮かびくるは忘れ得ぬひとりの人…



焦がれる想いは限りなく

見果てぬ夢に溺れる如く

幻の花に囚われる







【幻影】



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