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異彩ノ雫

第255章  十一ノ月 Ⅲ ③




封を切る
キャップをあける
琥珀の夢をグラスへそそぐ…


ことさらに
儀式めいた時間に心が騒ぐ


夜を超えてめぐる想いは
変わらぬまま
ただ
ゆるやかな時の流れに
身をまかす



酔いが闇を溶かしてゆく







【夜会】


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