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異彩ノ雫

第246章  十ノ月 Ⅲ




午前0時の鐘が鳴るとき
天使が金の砂をまき
彼らの呪縛が解き放たれる


ほわりとともる灯りの下
テーブルに駆け上り
歌い始める彼

ソファでとび跳ねる彼ら

ティータイムのケーキに
はしゃぐ彼女たち…


それは
深夜のギャラリーに起きた
小さな奇跡


夜よとどまれ
可愛い宴の終わらぬように…







【doll】


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