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異彩ノ雫

第155章  十一ノ月 Ⅱ ⑤




気だるい午後は

濃いめに淹れた珈琲に

ブランデーを一匙…

もう一匙



窓硝子をつたう雫

遠く聞こえる時計の響き…



頬杖をつけば

立ち上る芳香にあなたが見える







【珈琲】



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