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異彩ノ雫

第128章  八ノ月 Ⅱ ⑤




宵闇に

あなたを想えば

ちりちりとはぜる

小さな火花が

胸の中を焦がすような

少しの痛みと甘い疼き…



唇を噛む傍らを

夏が今、過ぎてゆく







【線香花火】


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