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異彩ノ雫

第115章  七ノ月 Ⅱ ③




あなたの声が消えた朝

空の青みの哀しさに

そっと目を伏せ露を踏む



心虚ろにさ迷えば

風のそよぎに胸さわぎ

もしやの響きに耳澄ます



夏の幻 夢 陽炎…

何処に影はあるものか







【慕情】



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