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異彩ノ雫

第113章  七の月 Ⅱ ②




夏の日盛りを思わせる

梅雨の晴れ間を 木陰に憩う



ひと吹きの風

首もとから撫で上げれば

胸の内も揺すられて…



囀ずりの絶えた昼下がり

雨の響きをなつかしむ







【昼下がり】



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