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異彩ノ雫

第110章  六の月 Ⅱ ⑤




夜風をふわりと帆に受けて

私はひとり

七つの海へ 旅に出る



灼熱の風

凍る海

水底へ引き込む大きなうねり…



それでも

帆を上げ 進むだろう

まだ見ぬ景色を探しながら



いつか

あなたの元へ還るまで……







【港】


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