テキストサイズ

異彩ノ雫

第81章  三ノ月 ④




丘が一面 薄紫に染まったら

あなたと

花の色を映したグラスを交わそう



風は

芳しい香りを運ぶだろう

時は

息をひそめて過ぎるだろう



そうして私たちは

夢のしとねに いだかれる…



いつまでも いつまでも







【ラベンダー】


ストーリーメニュー

TOPTOPへ