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異彩ノ雫

第75章  三ノ月




夜を縫うように降る

銀の雨



手に受ける冷たさは

心を少し 青ざめさせて

あなた、と

呟く声を吐息に変える…



今宵は

花の香りも水の中







【春雨】


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