Everything
第28章 かわいいひと〜委ねる〜
あ…
いつの間にかローションを垂らされた俺の後ろを優しく指が動き回る。
少しずつ解されて少しずつ中へ進入する遠慮がちな指先。
やっぱりいやらしい水音を拾う耳を塞ぎたくなるけど、ゾクゾクして手にあたるシーツを握りしめた。
ゆるゆると中で動いていた指がある場所を掠めて、グンと突き上げた腰。
「んー!」
な、なに…
訳がわからなくて、でも疼くそこにまた同じ刺激が与えられて声が抑えられない。
「あ!…んっ!」
先生が切羽詰まった顔で近づいてきて俺の唇を覆う。
「…ここ?」
ぐりっと押されて気が遠くなる。
「やぁぁ…」
嘘だ。
やだって言ってるのは。
それは先生にもわかってるからやめないし。
「ここだよね?」
もう素直になろう。
「そこ…
そこ!」
きもちいい…
俺…もう…おかしくなる…
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