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「和也？」

「んー？」

「俺が前に言ったの、覚えてる？」

「なんだっけ？」

「和也と最初にキスした時のこと。
もっと…って。
もっとキスしたいって、
舌入れたらどうなるの？って、
思ったって話。」

先生は俺の頭を撫でながら、
うん、って言う。

そしてキスを落とす。

「で？
どうだった？」

髪を撫でる手を頬や肩にも伸ばして優しい声で訊く。

「…思った通りだった。
だってね？
俺あの時、離れたくないって。
布団から出たくないって思ったんだよ。」

「…なんか…

すげえ嬉しい。」

先生がキスする。

何度も何度も。

俺はそれを受け止めながらもう一つ訊きたいことを思い出していた。