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キミのとなり

第1章 すき

a side

「その子の事は どうするの?」

気になるから単刀直入に尋ねると、

付き合ってる訳じゃないから連絡を取らなきゃ別にそのまま、どうって事もない。もし連絡してきたらハッキリ断る。
と言ってくれたからホッとした。

よかったといえばよかったんだよね。

この事があったから自分の気持ちに気づいたし。
認めたし、向き合えたし、逃げないとも思った。

にのを誰にも渡したくない。

今までにない独占欲だよ。

にのに それを伝えたら嬉しいのか照れくさいのか、耳を真っ赤にしてオレの胸にしがみついてきた。

にのに好きって言いたかったこと、
それをいうのをビビってたことを
話したら、同じだと にのが話してくれた。
にのも前から好きだったのを教えてもらったら嬉しくてまた泣けてきたし、心があたたかいので いっぱいになった。

気持ちを伝えることに臆病になっていたのは お互いさまだったんだね。

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